【インタビュー】鎌倉で働く。ITの力でまちづくり

プロフィール

新實 寛之(にいのみ ひろゆき)さん
年齢:36歳
形態:正社員
入社:2017年4月
役職:管理部マネージャー
通勤:バイク 15分

会社概要

社名:株式会社エンジョイワークス
代表:福田 和則
資本:10,000万円
売上:非公開
設立:2007年11月
従業員数:55人(パート・アルバイト含む)※2020年2月現在
事業:まちづくり
場所:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜1-10-9
最寄駅:東海道線駅鎌倉駅(徒歩7分)

そろそろ、満員電車通勤を見直しませんか? ジョブパーク湘南は、湘南を中心とした地域への転職やフリーランスのお仕事探しを応援します。今回は湘南、鎌倉市にある不動産×IT企業、エンジョイワークス社を訪問、管理部マネージャーの新實さんにお話を伺ってきました。

鎌倉に住む人たちの役に立てるよう、まちづくりを中心に貢献していきたい

編集部:まずは前職についてお聞かせください。
新實さん:前職は東京でインターネット系の不動産営業を行っていました。

編集部:エンジョイワークスに転職されたきっかけは何だったのですか?
新實さん:前職の同僚がエンジョイワークスで働いているのですが、私が藤沢に移住するタイミングで「一緒に働かないか」と誘われたのがきっかけです。ただ、移住してからしばらくはゆっくりしたいなと思っていたので、実際に働くことになるのはそれから1年後になります。

編集部:エンジョイワークスではどのようなお仕事をされているのですか?
新實さん:入社当初は不動産の賃貸営業を担当していたのですが、現在は管理部で採用などバックオフィス業務を中心に担当しています。

編集部:営業からバックオフィスに移ることになった背景を教えてください。
新實さん:私の特性を見抜いてくれたのかはわからないですが、会社を少しスピードアップさせようというタイミングで話がありました。もともとは不動産営業を通して地域に貢献していきたいという想いで仕事をしてきて、それをずっとやり続けるのもいいと思ったのですが、そういった想いを持った仲間を増やすというのも1つの手段だと思ったので、引き受けました。

東京の暮らしに疲れて鎌倉へ。現地の人たちとの出会いからまちづくりの仕事へ

編集部:藤沢に住むことになったきっかけを教えてください。
新實さん:東京での暮らしに疲れてしまって(笑)。都心に住んで都心で働いて、そうやって生活していると自分が一体何をしたくて働いているのかが分からなくなっていったんです。東京だと常に人の目線や評価みたいなものを気にして生きていくことになるなとそこに少し疲れてしまいました。

編集部:それで藤沢に移住してきて、鎌倉で働くことになったと。
新實さん:そうですね。最初は鎌倉で働くつもりはなかったのですが、藤沢に来た時に地域の方々と触れ合う機会があって、皆さんすごく素敵なんですよね。こう言ってしまうと恩着せがましく聞こえてしまいますが、「その人たちの役に立てるような仕事をしたい」と思ったのがきっかけですね。それで、誘ってくれた友人が働くエンジョイワークスなら、それが叶えられそうだなと思って話を聞かせてもらいました。

編集部:エンジョイワークスでは、いわゆる空き物件の利活用を考えて鎌倉を活性化させようとしているイメージですが、御社を一言であらわすとどんな会社だと言えますか?
新實さん:湘南地域を中心に、全国のまちづくりをしていく人たちの助けになるプラットフォームを作っている会社です。

編集部:ありがとうございます。不動産を軸に、建築設計や店舗、クラウドファンディングもされたりと幅広いですよね。
新實さん:
そう見えますが、弊社の基本にあるのは「まちづくり」なのですそのまちづくりに必要なファクターとして不動産や店舗、クラウドファンディングなどを備えているという感覚ですね。

編集部:具体的に教えていただけますか?
新實さん:まちづくりには人が必要ですから、移住してくる人を増やすために不動産営業を行っていたり、移住してきた方々が、今度はこのまちで何かに挑戦したりビジネスを興したりといったことがやりやすい状況を作るための仕掛けを提供したり、そういったことをやるために必要なお金の部分を補うためにクラウドファンディングサービスを提供しているという形ですね。全てはまちづくりが中心なんです。

 

鎌倉を中心に全国を盛り上げていきたい。その仕組みづくりに奮闘中

編集部:会社としての今一番のミッションについてお聞かせください。
新實さん:今は、我々がやろうとしている投資型クラウドファンディングの仕組みを世の中に広めることです。なので、それができる人材や会社の中心となっていけるような人材を探していると同時に、彼らが活躍しやすいような仕組みづくりや環境の整備を進めているところです。

編集部:エンジョイワークスにはたくさんの方からの応募もあると思うのですが、実際に来て欲しいと思う方はどのような方ですか?
新實さん:自ら課題解決に取り組める人ですね。与えられた業務をやることが仕事と思っている人は合わないと思います。会社もまだ大きくないですから、主体性を持って自分で考えてそれをみんなで共有できる人がいいですね。なので常に勉強したり、そもそもそれ自体を楽しめる人は強いです。また、今は働き方に関して議論される機会が多いですが、その反対の暮らし方についてあまり考えていない人というのは、まちづくりをしていくには少し難しいかなというところがありますね。

編集部:面談をする時はかなり話し込む必要がありそうですね。
新實さん:はい、誰とでも話しますね。そうやって私たちのやろうとしていることに興味を持ってもらえること自体が有難いことだと思っているので、何か関わりが持てればいいなと思っています。例えば、企画するイベントに出ていただくとか、活動を見守っていただくというのも参加の一部だと思いますし、社員として働く以外にもさまざまなきっかけやチャンス、タイミングだったりというのも、その方の人生のタームみたいなものに関わってくると思うので、いろいろなタッチポイントを持つことができればいいのかなと思っています。

編集部:鎌倉、逗子、葉山を中心とされていますが、今後エリアを拡大される予定はありますか?
新實さん:会社としては今のエリアが中心となってくると思いますが、弊社のクラウドファンディングサービスは、全国それぞれの地域を盛り上げたいという人たちが使うサービスなので、活躍のフィールドは全国が対象になってきます。

鎌倉のまちが元気であり続けるために、どんな形でも関わっていきたい

編集部:今は藤沢に住んでいるのですか?
新實さん:最近葉山に引っ越してきました。

編集部:通勤は電車で?
新實さん:
電車はあまり乗らないのでバイク通勤です。会社まで15分くらいですね。

編集部:休日はどのように過ごされていますか?
新實さん:
家を購入したので庭作りや料理をして過ごしています。もともと料理が好きでキッチンにこだわったので料理がすごく楽しくて。

編集部:新實さん自身の個人的な今後のキャリアプランについて教えてください。
新實さん:私の場合はもともと鎌倉に思い入れがあったわけではないですが、移住してきて今のライフスタイルができて、これからもここで生きていくんだろうと思っています。なので、このまちが元気であり続けることは非常に重要で、そのためにどういった形であれこのまちに関わり続けたいと考えています。

編集部:私も茅ヶ崎に住んで20年ぐらいになりますが、このまちがもっと盛り上がれば嬉しいので、何か貢献できることがあればという気持ちがあります。
新實さん:やはり住んでいる人たちが自分に何ができるのかを考えて、自分たちで何かアクションを起こすことが大事だと思います。そのために私たちは、住んでいる人たちがそういったことを考えるきっかけ作りをしていきたいですね。