【インタビュー】鎌倉への移住・仕事との出会い

プロフィール

大村 俊輔(おおむら しゅんすけ)さん
年齢:42歳
形態:正社員
入社:2018年9月
役職:システム開発部
通勤:徒歩10分

会社概要

社名:株式会社エンジョイワークス
代表:福田 和則
資本:10,000万円
売上:非公開
設立:2007年11月
従業員数:55人(パート・アルバイト含む)※2020年2月現在
事業:まちづくり
場所:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜1-10-9
最寄駅:東海道線駅鎌倉駅(徒歩7分)

そろそろ、満員電車通勤を見直しませんか? ジョブパーク湘南は、湘南を中心とした地域への転職やフリーランスのお仕事探しを応援します。今回は湘南、鎌倉市にある不動産×IT企業、エンジョイワークス社を訪問、システム開発部の大村さんにお話を伺ってきました。

海の近くでサーフィンをしながらのんびり暮らしたいという思いから移住を決意

編集部:まずは前職について教えてください。
大村さん:前職は東京でIT系のサービスをしている会社で働いていました。

編集部:その時は東京に住まれていたのですか?
大村さん:そうです。今は鎌倉に住んでいるのですが、東京に住んでいた頃はまさか自分が鎌倉に住むなんて想像していなくて。さらにサーフィンも始めるとは思ってもみなかったですね。

編集部:転職がきっかけで鎌倉に移住されたのですか?
大村さん:きっかけは転職ではなくて、漠然と海の近くでサーフィンをしながらのんびり暮らしたいなと思って移住してきました。エンジョイワークスに入社したのは移住してからですね。

編集部:転職されたきっかけを教えてください
大村さん:エンジョイワークスのオフィス周辺が私の生活圏でして、よくオフィスの前を通っていたんですよ、おしゃれな不動産屋があるなと思いながら。それである時、スタッフ募集の広告が出ているのを見つけて、その募集がフロントエンドエンジニアだったんです。不動産屋なのにフロントエンドエンジニアの募集とは、何をやっている会社なんだろう?と興味を持って調べてみたところ、Webサービスもやっている会社ということを知りました。

編集部:それから応募したのですか?
大村さん:いえ、それからエンジョイワークスは年に2回会社説明会を開催していることがわかったので、その秋の会社説明会に参加したんです。応募したのはその後ですね。ただ、応募してから実際に採用されるまで1年ぐらいかかりました。というのも、当時は私ができるポジションがなかったので、ちょっと待ってくれと言われていて。その時はまだ東京に通勤していましたし、もともと鎌倉で働けるとは思っていなかったので気長に待ちました。

やりたい仕事があれば提案して任せてもらえる。責任感を持ってやり遂げられる人にはいい環境

編集部:会社での役割とやりがいについて教えてください。
大村さん:弊社が行っているクラウドファンディングサービスにおける機械学習エンジニアを担当しています。具体的には、Pythonというプログラミング言語を使って、AmazonやNetflixのような機械学習によるレコメンドシステムを開発しています。機械学習は「予測」や「分類」が得意なので、営業やマーケティングの自動化も目指しています。また、弊社は不動産も扱っているので、クラウドファンディングだけでなく、不動産のレコメンドシステムも開発しました。

編集部:機械学習のスキルはもともとあったのですか?
大村さん:もともとバックエンドエンジニアだったので機械学習のスキルはありませんでした。ただ、機械学習の分野に携わっていきたいという強い気持ちがあったので、自分で勉強しながら開発を続けていたんです。そこで、エンジョイワークス入社後に機械学習システムのプロトタイプ開発して業務で提案させていただきました。

編集部:現在は何人ぐらいのチームで開発を行っているのですか?
大村さん:デザイナー2人とバックエンド2人ですね。私はどちらかというと新規開発や技術調査を担当していて、私の上司が既存部分のメンテナンスやアップデートを担当しています。少人数のチームなので何か相談ごとがあればすぐに聞ける環境です。

編集部:これから入社するとしたらどんな方がこの会社にフィットすると思いますか?
大村さん:
ベンチャー企業なので、既存のものを運用したり言われたことをやるというよりも、自ら積極的に提案できて、それを形にできる人が合うのかなと思います。やりたいことがあればできる自由があるので、それを自分で最後までやり遂げられる責任感のある人だといいですね。

編集部:マネージメントが入ることもあまりないのですか?
大村さん:そうですね。なので、自分でやりたいことがある人にとっては良い会社だと思います。逆に自分1人でできない人は辛いかもしれません。チームワークでやりたいという人はもう少し大きな会社がいいかもしれないですね。

職住近接で時間ができた分、やりたいことができる時間がグッと増えた

編集部:東京に通っていた頃と比べると、通勤は楽になりましたか?
大村さん:片道1時間半くらいかかっていたのが、今では徒歩10分になりましたから。その時間で研究開発や新しい技術を勉強したりと、かなりいろいろなことができるようになりました。退社時間も19時ぐらいであまり遅くまで仕事をするような雰囲気ではありません。その分自宅でゆったりと時間をとって仕事の続きをしたりといった感じですね。

編集部:大村さんはエンジニアなので情報のキャッチアップはうまいと思いますが、東京で働いていた頃と比べて、デメリットに感じることはありますか?
大村さん:デメリットは全くないですね。むしろ時間ができた分、もっと深く情報収集できるようになりました。今は動画もありますし私は英語もできるので、海外のブログや動画で人の10倍ぐらいの情報にアクセスすることができます。もう、どこの場所にいようとも全く困ることはありません。

東京で働いている方は、移住の前にリモート勤務やフリーランスを考えてみるのもあり

編集部:鎌倉に住まれて快適ですか?
大村さん:快適ですね。海側に住んでいるので、ちょっと散歩したいなという時も気軽にビーチに行けますし。波があれば朝からサーフィンする時もあります。まずは海の近くに住みたいという理想のライフスタイルを叶えるために移住してきたので、鎌倉で働いたりするとは思わなかったですね。

編集部:そういったライフスタイルに憧れている方も多いと思うのですが、大村さんのように先に移住してしまうというのはおすすめですか?
大村さん:東京のIT企業に勤めているのであれば難しいかもしれません。私もIT企業にいたからわかりますが、夜遅くまで仕事をしていますから、やはり駅チカに住むほうがいいですよね。私の場合は東京の会社を辞めてからゆっくり考える時間があったので、そこで移住を決意できました。なので、東京で忙しく働いている方がいきなり移住を決めてしまうよりも、1度、人生の中で1年か2年ほど残業が少ない仕事に転職してみて、その間に色々と整理する時間を持つことをおすすめします。どうしてもすぐに移住したいという方は、もう東京で働き続ける覚悟を持って移住してくるか、リモート勤務が可能な仕事やフリーランスとして新たなライフスタイルを目指すのも一つの方法かなと思います。最初にこれだけは譲れない理想のライフスタイルを描いてください。そこから逆算して今の自分に何が足りないか、何が余計か、を1つずつ解決するとうまくいくと思います。