【インタビュー】茅ヶ崎、地元のITベンチャー企業のCMOとして働く
強いマーケティングチームを湘南でつくるために動き出す

プロフィール

五島 可貴(ごとう よしたか)さん
年齢:34歳
形態:役員
入社:2018年10月
部署:マーケティング部
役職:取締役CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)
通勤:車で10分

会社概要

社名:シッピーノ株式会社
代表:田渕 健悟
資本:1億100万円(資本準備金含む)
売上:非公開
設立:2010年12月
事業:EC事業者向けWEBシステム開発
自動出荷サービス「シッピーノ」の運営
場所:神奈川県茅ヶ崎市中海岸4丁目12986番52 サザンビーチヒルズ5F
最寄駅:茅ヶ崎駅 徒歩20分

そろそろ、満員電車通勤を見直しませんか?ジョブパーク湘南は、湘南を中心とした地域への転職やフリーランスのお仕事探しを応援します。今回は湘南、茅ヶ崎市にあるベンチャー企業、シッピーノ社を訪問、CMO(チーフマーケティングオフィサー)として働く五島(ごとう)さんにお話を伺ってきました。

湘南の地で、今後は組織化に力を入れていきたい

編集部:シッピーノ株式会社のCMO(チーフマーケティングオフィサー)としてどのようなマーケティングチームを作ろうと考えていますか?
五島さん:
「組織としてちゃんと成り立つようにしていきたい」というのがあります。今までほぼ一人で担当していたので、頭の中で考えて実行していれば良かった事を、数値を可視化した上で共通の課題として認識し、協力しながら進めていけるような体制を作っています。

編集部:今のマーケティングチームの構成とこれからの計画を教えてください。
五島さん:
制作物やイベントの企画、実行、ディレクション等を行うメンバーが二人、広告の運用担当が一人います。さらに最近デザイナーが一人増え、スピード感とクオリティがアップしました。今後はしっかりとデータを元に施策や戦略を決めていくチームにしたいと思っており、そのために週1回、フリーランスのマーケティングコンサルの方にハンズオン支援も行ってもらっています。

編集部:新しく採用された浪岡さん(https://jobpark-shonan.com/chigasaki-shippino-1/)は、五島さんが面談をされたのですか?
五島さんはい、2019年ゴールデンウィーク前に面談をして採用となりました。ちょうど組織化を考え始めていたフェーズで、マーケティング専属として入ってくれたので助かりましたね。もともとカスタマーサポート職で応募があったのですが、経歴を聞いて、マーケティングの仕事はどうか?と打診しました。

編集部:湘南でいけてるマーケティングチームをつくるポイントはどこだと考えていますか?
五島さん:実は湘南には、都内の第一線で働いているような方が数多く住んでいます。正社員に限らず、フリーランスとして独立し、あえて湘南エリアに住んでいる方も多いです。また、先ほどの浪岡は主婦としてパート勤務ができる仕事を探していましたが、パートでBtoBマーケティングのスキルを活かせるような仕事があるとは思わなかったそうです。
そういった方々に、勤務体系を問わずそれぞれが最も価値を発揮できる形で関わってもらう事で、より魅力的なチームと会社を作り、独自の存在になっていくことで、より企業として発展していく流れが作れると考えています。
ただ、まだまだ人数的に一気に増やしていくフェーズでは無いので、もっと強い会社にしたいですね。

マーケティング分野において、東京から離れることによるデメリットとは

編集部:五島さんは茅ヶ崎のご出身ということですが、東京でのキャリアは長かったのですか?
五島さん:3年ぐらいですね。その後フリーランスになったと同時に茅ヶ崎に戻り、3年ちょっと経ちました。シッピーノにはその頃から関わっていましたが、2018年の10月頃に正式に入社しました。

編集部:もともと東京で働いていたということで、デジタルマーケティング職において湘南で働くことにデメリットはありますか?
五島さん:マーケティングの分野でいうと、やはり情報を取りに行くハードルがすごく高い。都内のイベントに参加しようと思うと1日仕事になるので億劫になります(笑)。なので、より積極的に参加するようにしたり、メンバーの誰かが参加した時に共有してもらうようにしています。

編集部:そういった場合には金銭的な補助を出すなどの環境づくりをされているのですか?
五島さん:はい、セミナーなどでも参加した方が良いと思われるものや、他のスタッフに還元できるような内容であれば積極的に参加を推進・金銭補助しています。

編集部:効果はどうですか?
五島さん:イベント参加の効果は目に見えづらいのでなんとも言えませんが、今のところ情報で遅れていると感じたことは殆どありません。人との横の繋がりが構築しづらい(特にメンバー層)のがネックかもしれないですね。ちょっとした交流会は、大抵、都心なので…。

編集部:なるほど、ここの課題は他の地方でも同じようにあると思うので、他の地方のマーケティングチームとも連携していければいいかもしれませんね。
五島さん:うまく解消されている事例などあれば是非伺いたいです。

通勤が楽になること、自然が身近にあることでストレスフリーに働ける

編集部:採用に関して、東京で働いている方が「転職で湘南に来る」というハードルを下げるために考えていることは何かありますか?
五島さん:湘南に来るというよりは、湘南地域から東京に通勤していて「職住近接の環境で働きたい」という方、結婚を機に湘南地域に移って来て仕事を探している方などの第一候補として当社が上がってくるかと思います。現状、湘南地域のITスタートアップは当社含めてとても選択肢が少ないですのでまずは訪問してもらえると嬉しいです。

編集部:まずは湘南地域に住んでいる方が対象になってくるわけですね。
五島さん:はい、自転車や車での通勤はやはりストレスが少ないので。ただ、川崎辺りから通っているスタッフもいますが、逆方向への通勤なので「ストレスが少なくて楽だ」と言ってます。

編集部:東京と逆方向に通勤できるというのは、たしかに混雑度合いが違いますよね。
五島さん:はい、オススメです。

編集部:最後に、湘南、近郊地域への転職を検討されてる方にメッセージをお願いします。
五島さん:湘南は、首都圏の中では最も都会と田舎のバランスが取れている地域の一つだと感じています。ただ、どうしても都心に比べると職業の幅や深さで劣ってしまいますので、今後はより色んな会社が強くなっていくと良いなと思っています。湘南への転職を希望されている方は、是非一度ご相談ください。